感染管理認定看護師のお仕事 – Study ナース –

感染管理認定看護師の資格を取得するために必要な対策

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入学試験・認定審査対策

入学試験・認定審査対策

看護師としての実績を積んでいても、認定看護師の試験を突破するのは簡単なことではありません。教育機関で必要な専門課程を受講する必要がありますが、まずはその教育機関に入学するための試験に合格しなければなりません。

入学試験に合格するために

認定看護師の資格を取得するためには、看護師としての実績を積み、教育機関の入学試験に合格し、必要な専門課程を修了、最後に認定試験への合格が必要です。
この中で一番難しいとされているのが教育機関の入学試験です。最後の認定試験の内容は専門課程で学ぶことが大半なので、認定看護師の全ての分野で合格率は90%以上となっています。一方、入学試験は出題範囲が非常に広いだけでなく年度ごとに内容が大きく変更となる場合が多いため、合格率は20~50%程度と決して高くないのです。また、教育機関によっても出題範囲や内容に違いがあるので、自分が入学を希望する教育機関の出題傾向を把握しておかなければなりません。
入学試験は主に学科試験、小論文、面接の3つで構成されていますので、それぞれ対策を練っておきましょう。

過去問を入手して学科試験対策

教育機関によって学科試験の内容に違いがありますので、まずは入学を希望する教育機関の過去門を入手するのが第一歩です。入学説明会に参加するともらえたり、ホームページなどで前年度分の過去問が閲覧できる場合もありますので、調べておきましょう。
また、希望する分野に関連した看護師国家試験出題基準を確認しておきましょう。感染管理認定看護師を目指すのであれば当然、感染管理に関連する部分をおさらいしておきましょう。その他、微生物学や公衆衛生学、病理学、小児看護学、労働安全衛生法などの関係法規も出題範囲となる可能性が高いです。

とにかく練習あるのみの小論文

学科試験と同様に、テーマは教育機関によって毎年違いがあります。そのため、対策としてはとにかく書く練習をする以外の方法がありません。専門家に校正をお願いするのもひとつですが、その前に小論文を書く上でのポイントを押さえて、しっかり練習しましょう。
小論文は、いわゆる作文ではありません。感性豊かな表現が求められるわけではなく、どれだけ論理的にわかりやすく自分の考えを書いているかが評価の基準です。また文字数も指定されますので、決められたボリューム内に収める技術も必要です。他にもたくさんポイントがありますが、まずは上記2つを意識して練習してみましょう。

人間性とマナーを見られる面接

学科試験で感染症に関する知識が必要なのに対し、面接では人間性や社会人としての基本的なマナーが評価の基準となります。つまり、一般的な就職の面接などと同様、ふるまいや身だしなみなどに気をつけることや、予想される質問に対する答えをまとめておくことが大切です。感染管理に関する知識や技術は入学後に学ぶことになりますので、それよりも感染管理認定看護師の資格を取得したいと思った理由や、実際にどのように活躍したいのかといった将来像を具体的に伝えられるようにしておきましょう。

認定試験を見据えて

入学試験に合格し専門課程を学んでいく上で、その後の認定試験についても考慮しておきましょう。しっかり学んで復習をすれば合格は難しいことではありません。過去問を閲覧することもできますので、傾向を把握しておきましょう。