自分に合った方法を使って希望に合う求人を見つけたら、あとは内定をもらうのみです。合否の判定に大きく関わってくる志望動機作成のコツを紹介しますので、参考にしてみてください。
どれだけ優秀な看護師であったとしても、応募先が求めている人材だと判断してもらえなければ意味がありません。そのために、応募先の理念や特徴、理想としている看護師像、力を入れている診療科や分野などの情報を集めておく必要があります。もちろん勤務条件や夜勤の回数などの条件面もしっかり確認しておきます。そこに自分の特性や希望を結びつけて、説得力のある志望動機を作成していきましょう。よくあるフレーズを丸写ししたり、「理念に共感したため」のような抽象的な表現では十分ではありません。
情報収集を行ったら、その中のどの部分にどう共感したのか、自分はどのように役立てるのか、その応募先で働くことによって自分はどうなりたいのかなどを具体的にまとめていきます。耳ざわりの良い言葉よりも、ぜひ働きたいという気持ちをしっかり伝えるために今までの経験や具体的なエピソードを盛り込んでみましょう。応募先が求める人材とマッチしているかがわかりやすくなるので、働いてみたら想像と違ったというようなミスマッチを防ぐのにも効果的です。
意外とありがちな「勉強させていただきたい」という言葉は、実はマイナスに働くことがあります。特に中途採用では即戦力を求められるため、受け身なイメージを与えてしまい逆効果になる可能性があります。勉強していきたい気持ちが本当でも、今持っているこのスキルで貢献しながら新たな知識を得たいというように、経験を活かして即戦力になれることもしっかり伝えておきましょう。
応募先が求める人材であることをアピールするのは大切ですが、それだけになってしまっては本当に自分に合った職場なのかがわからなくなってしまいます。自分の希望もしっかりと言葉にしましょう。例えば、「規模の大きな病院で経験を積みたい」「専門性を磨きたい」「患者とこんな関わり方がしたい」など、どのようにスキルアップしていきたいかを具体的に盛り込むようにします。もちろん週あたりの勤務日数や待遇などの希望もあると思いますが、それは求人情報で事前に把握したり質問する程度にとどめ、自分の事情だけを頑なに要求するような表現は避けましょう。